新潟日和~けこさんのときめきスポット~

全国の中でも微妙な位置にある新潟☆自分なりのときめきスポットをご紹介

番外編 佐渡 ~母のルーツを探して~②

前回の記事で母の心のルーツ「神明神社」に辿り着いたお話をしました。

ひとまず当初の目的を終え、次なるミッション。

 

最近は世界遺産登録の話などで話題になっていますが、佐渡は金山だけではありません!銀の産出でも日本を潤しました。世界遺産登録も金銀山とセットでアピールしてたと思います。

 

そういう私も銀山の存在に目を向けたのは最近のこと。

5年前の私は銀山にも行ってみようと思っていました。

 

とりあえずまずは金山から。随分昔に相川の金山を訪れたことはありますが、それから早〇十年。金山ってどんなところだったかしら?

 初日に佐渡市役所に寄ったことが功を奏して、ガイドさんを紹介してもらいました!

おかげでちょっと穴場的なところも見せてもらいありがたかったです。

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どんだけ掘ったのか!というので有名な道遊の割戸。表、裏両面の写真です。山が欠けるほど掘ったのですね。

 

今回私が案内してもらったのは近代式採掘方式の道遊坑道コース、驚くことに平成元年まで稼働していたとのこと(知らなかった!)そのシンボルとも言える大立竪坑! 

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江戸時代の手掘りのイメージから一挙に近代的イメージに。

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ちょっとラピュタ的風景じゃない!?というので話題になった北沢浮遊選鉱場

廃墟になっても何か感じるものがあり、異世界感もあります!

 

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わああ、ラピュタだわあ、とちょっとはしゃいでいる5年前の私(笑)

ヨーロッパの遺跡的雰囲気もありますね。

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金山の跡地は見所も多く、写真スポットも多数あり、これは佐渡、ひいては新潟の観光の宝!と改めて痛感しました。

 

最後は大好きなお奉行所入り口。お国を支える金山の治安を守った大事な場所です。

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そして、金山から車で20分ほど。金山ほど有名ではないものの、上杉家ゆかり、中世最大の銀山であった鶴子銀山へ。今回のお目当ての一つだったのですが・・・

 

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こちらは金山とはうって変わって整備されてるとはいいがたく、観光とは無縁!?観光客も私ともう一組の親子だけ。

 

正直言って、見るものはほぼなく、銀山への道も獣道!?と思えるほどで現場までは行くことができませんでした。代官所跡というのがあったけど、ん??という感じ。

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これは課題多いぞ、とその時思いました。観光地とは程遠い感じ。アピール度ほぼなく、保守整備に多大の難あり。資金の問題とか色々あるのでしょうが、せっかくの歴史的遺産、金山とコラボしてもう少し何とかならないかな、と立ち尽くしたのを覚えています。

 

でも、鬱蒼と茂った草、まっすぐに天を指している木々を見て、銀山とか金山とか世界遺産とか抜きにして、屋久島まで行かなくても、縄文気分を味わえる、いえいえ、縄文といわなくても、もののけ姫的な世界を感じることができる貴重なスポットかも、と思ったりしました。

それ売りにできないでしょうか(^^;)

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駆け足で旅した2日間でしたが、いまだに鮮明に覚えています。

母のルーツと佐渡の宝、佐渡にはほかにもたくさん歴史的、文化的遺産があります。

実は他にも色々心に残ることがあり、この時の旅の思い出は私の宝にもなりました。

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実は佐渡をこんなに早く記事にしようとは思ってなかったのですが、母になかなか会えない今、ふと母を思うと佐渡に思いが飛び、むしょうに書きたくなりました。

 

*ここに挙げた写真、書いた状況は5年前のことであり、あれから世界遺産登録を目指して、地元の人をはじめ、色々改善、努力したことと思います。そのことを踏まえて読んでください。