新潟日和~けこさんのときめきスポット~

全国の中でも微妙な位置にある新潟☆自分なりのときめきスポットをご紹介

佐渡・相川編~母を偲んで・・・~

嫁いでからほとんど里帰りしなかった母が、亡くなるまで恋しがっていた佐渡。新潟の思い出はほぼ消えたのに、思い出すのは佐渡の街並みと佐渡の海。
佐渡島の金山」世界遺産登録というタイミングで母が亡くなって、夏の終わりに久々に思い出の地へ追悼の旅に出ることにしました。

母の実家は相川。まずは、佐度金銀山ガイダンス施設「きらりうむ」に寄ってみました。
実はここ前回相川を訪れたときにはなかった施設。平日だったのであまり人はいなかったなぁ。ここを拠点に相川の町めぐりができますが、まずは町から少し離れて海岸線沿いに車を走らせます。実は10年ほど前にも、母のために写真を撮りに同じ行程を歩みました(当時、母は旅行などは無理な状態だったので)
母の実家は以前は「宮前通」と言われていたと母は言っていました。その名前どおりに神社がずらりと海岸線沿いに並ぶ通りです。今もそう呼ばれているのかどうかは分かりません。。母の実家は神明神社で町側から行くとほぼ最後の神社です。今はその神社はなく、神社への道は草木で覆われ、他の神社ー善知鳥(うとう)神社(相川祭りの出発点)に統合されています。その善知鳥神社もお祭りの時に使われるだけ!?人っ子一人いません。

善知鳥(うとう)神社。大きな神社ですが、誰もいません。

母の実家があったとされる跡地。地元の人に教えてもらいました。
善知鳥神社だけでなく、相川の海辺に連なる神社はほぼ無人です。母が子供の頃は神主さん一家や人もいて、お祭りの時などは賑わっていたと思います。
一方佐渡の金山が世界遺産に登録されたので、これからの観光は期待できるかな⁉︎まあ、金山から少し離れているこっち側ではないでしょうが・・・

善知鳥神社から海側におりました。母もこんな風景を見ていたのかな・・・?
ということで、相川の町中を少し歩き回り、北沢浮遊選鉱場跡に久々に行ってきました!(こちらは近代的過ぎて世界遺産登録はなりませんでしたね;;)ちょっと緑の部分が増えた⁉︎

イエ~ィ!以前も同じポーズをとって写真撮りました。かつての栄光、栄華を偲ばせる・・・ラピュタを思い出させる場所です。

北沢浮遊選鉱場のすぐそばにある無名異焼「北沢窯」にて可愛いネコちゃん模様のマグカップをゲットしました!

可愛くてお気に入り~♪
その後は北沢窯から頑張って―坂道でけっこうきついー復元された佐渡奉行所跡にも行ってきました。お奉行様は高台から相川の町を見下ろしていたんですね!

金銀を江戸幕府に届けるため、治安と秩序を担っていた重要な奉行所です!

お奉行さまは高台から相川の街並みを見下ろしていたのでしょうか?自分の生まれ故郷ではないけど、母の思いや気持ちもプラスされて懐かしい気がします。その日は一度泊まってみたかった「八幡館」に宿泊。お湯がとてもよくお肌ツルツル、いい気分になりました!

八幡館ロビーの一角。明るくて清潔な館内、とても落ち着きます。母の思いを胸にもう一日佐渡巡り、次は自分の生きたいスポットを訪れます。

佐渡らしい壁画もありました。
*今回は世界遺産に登録されたスポットには行かなかったですが(何回も訪れているので)
日本の歴史を語る上で重要な場所、日本国内外から多くの人に来て見てもらいたいですね☆