さて、今回はお目当てがあり、それが令和5年企画展『沼垂の画家 うんぺいさんの里帰り』
好評につき期間が少し延長されたそうです。
まず、沼垂という言葉に惹かれ、更に!兼ねてから抱いていた謎「雲平さん」の正体が分かる!?実は沼垂の一角で「雲平先生誕生の地」という碑を見つけた時から雲平先生って誰⁉︎とずっと思い続けていました。
↑のダルマさんの絵のようにユーモラスな作品も!
彼の作品が世に知られるようになったのは没後26年経った大正時代。彼の作品を愛し、収集した長野の飯田善次郎氏のコレクションが新潟で見られるのです。まさに里帰り。
墨絵には全く詳しくない私ですが、見ていてとても心地良く、静謐さと躍動感の双方が感じられ、日本の芸術の奥深さを感じました。きちんと基本ができていての自由さが感じられます。
色付きの絵もあり、特に動物の絵はユーモラスです。
そうか、雲平先生とはこんなすごい人だったのか!
明治時代に清国に渡るなんて大変なことだったと思います。また、本当は東京で画壇に認められたかったとも思います。
波乱と激動の青春時代から長野で穏やかな晩年を過ごした雲平先生。
かの夏目漱石にも賞賛された雲平先生。
一人の沼垂人の人生に思いを馳せ、多分最後は自在な心境で書画を書き続けていたのではないかと・・・絵だけでなく書にも味があります。
とてもいい展示でした。
この展示会の招待券を、沼垂町おこしの重鎮もんぺーさんからもらいました。
もんぺいさんからうんぺいさん・・・なんか不思議な縁を感じました。
また、最初にも書きましたが、企画展の後は大好きな信濃川べりで佐渡汽船の転回出航を眺め(ぐるっと回って出航する大型船は珍しいそうです)メディアシップや萬代橋を眺め、さらにはみなとぴあ内を散歩。つつじも堪能し、心の洗濯になりました。
*今日の一言
歴史博物館は定期的にユニークな企画展示をしています。みなとぴあの敷地内を含めてもっと地元民も訪れるといいな~と思います。
館内1階にはこんなコーナーもあります(笑)