西大畑のイメージがお屋敷町、という人は結構いますけど、その理由はこの界隈のメイン観光スポット「旧斎藤家別邸」と「行形亭(いきなりや)」にあるのではないかと思います。
道路もきれいに整備され「白壁通り」などというステキな名前がついています。
かつての豪商斎藤家の別邸(迎賓館的イメージ!)は、意匠を尽くしたお屋敷の内装にまず驚嘆しますが、邸宅から眺める回遊式庭園の四季折々の美しさは格別です。色んなイベントも催され、この地域を代表する観光スポット、至高の時間を味わえます。
続いてすぐお隣は古くから政財界、文人に愛された「新潟の奥座敷」鍋茶屋と並ぶ名料亭「行形亭」。いきなりや!まず、初めての方は読めない名前でしょう(^^;)
昔はかなり敷居が高かったですが、最近は時によってはお茶、コーヒー、ケーキなども出すようになりました。ちょっと贅沢なランチもあります。散歩がてらゆったりとローカルセレブ気分を味わってみるのもいいかと思います。
この二邸のお向かいは「北方博物館分館」書家であり文人、美術家、教育家でもある会津八一終焉の地としても有名で、庭園には会津八一の歌碑、屋内には彼の遺品などがあり、ここも観光スポットの一角を成しています。
ここから西大畑公園は目と鼻の先。西大畑公園は旧新潟刑務所があった場所でもあり、公園の入り口に、通用門のミニチュアがあります。
料亭と刑務所、その二つがあったことからこの二つがある通りは「地獄極楽通り」というシャレた名前がついています。このネーミング好きだなぁ。
西大畑公園は、市民の憩いの場で、春には桜が咲き、広いグランドがあるので子供がサッカーをしたりして遊んでいます。
犬や人の好い散歩コースでもあり、よく見ると所々に彫刻や銅像が置いてあります。
良寛様が子供と遊んでいる像もあり、心和みます。
西大畑公園を抜けると、新潟市美術館があり、季節ごとに色んな企画展をやっています。美術館脇には、ちょっと休める「木かげカフェ」があり、名物「西大畑ベーグル」を売っています。種類も味噌やきなこ、シード入りなど色々あって、とてもおいしい!
ベーグルだけでなく、しっかりランチなど食べられます。散歩したあと小腹が減ったら気楽に立ち寄れます。もちろん美術鑑賞の後でもgood!
コロナ禍で密を避けたい今日この頃、散歩、町歩きは健康維持のためとてもいいことだと思います。西大畑周辺は見所はいっぱい。見て歩いて食べて楽しんでみませんか?