新潟日和~けこさんのときめきスポット~

全国の中でも微妙な位置にある新潟☆自分なりのときめきスポットをご紹介

田上町指定文化財 ~椿寿荘~ 豪農の離れ座敷

今年二度目の訪問。前回訪れたときに、次は紅葉の頃来てください、と言われ再来💛

新潟には豪農の館がいっぱいあります。さすが米どころ、農家といっても、財閥と変わらぬ豊かな暮らしぶりだったような。

そんな中、田上町を訪れて初めて知ったのが、この「椿寿荘」!!

離れ座敷ということで迎賓館的な意味合いもあったのでしょう、日本三大名工の一人、宮大工松井角平を招き、全国から銘木、銘石を集め、贅を凝らして、釘類を一本も使わずに作った館。←ほぼパンフレットからの抜粋ですが(^^;)

とにかく一歩入った入り口からその見事な建築、美と技の粋に惹かれました。

堂々とした大名玄関ですが、この手前にも宮大工の作った「薬医門」という立派な門があり、それは母屋の前にあったものを椿寿荘建築時に移築したそうです(写真がなくて残念!!)

靴脱ぎ場の真正面には能を題材にした屏風!?があり、その絵は謂わば「八方睨みの絵」ともいえるもので、どこに移動しても視線が追ってくるような絵だそうですモナ・リザを連想しますね(^^;)

そして、建物の中に入ると使っている木材や手の込んだ建築技法に驚かされます。

大広間!かつてここで人をもてなしたりしたのでしょうか!?

欄間なども華美にならない品のいい意匠が凝らされています。

左上の写真はお手洗い!漆塗り!?の便器。シャンデリアもオシャレ。右下の写真はお仏壇です。

そうそう、紅葉を見に来たのでしたね。

これは駐車場側から撮影したもの。

縁側から撮影した、それは見事で美しい枯山水の庭園をご覧ください。

まさに日本の伝統美の真髄。お金に糸目はつけない・・・豪農の面目躍如たるものがあります。

紅葉の最盛期ではないですが、変化しつつある色合いが美しかったです。

庭側から撮影したものです。庭側は彼岸、館の軒先から此岸だそうです。

彼岸の行き着く先には五重の石塔が。

私たちは此岸から歩き始め、彼岸に行き、そしてまた此岸に戻ります。

いや~何とも言えない不思議な気持ち。しばらく滞在して心の洗濯になりました~♪

*今日のひと言*

冬の庭園もいいですよ、と言われ、次回は冬・・・来たいけど来れるかな??