私たちは新潟市の台所と呼んでいました。
旧繁華街だった「古町」の近く。
お洒落な繁華街とは一線を画した生活を支える市場。
農家のおばさんたちが路面上にお店を開き、新鮮で安い野菜が並んでいました。
露店だけでなく、居並ぶ商店街も魚屋、金物屋、おばさんグッズのお店、古町がちょっとおしゃれをしていく場所なら、本町はエプロンのままで行けるお店、庶民の町でした。(過去形で書いていますが、基本的には今でもそうです!)
古町の衰退に伴い、本町も様変わりしました。
たくさんあって賑わっていた露店もだんだん数少なくなって、魚屋が軒を並べた本町市場もなくなり・・・
ポツンポツンと残る露店と、昔からのお店がまだ数軒残っていて本町らしさは残っています。そして時代に即した新しいお店や飲食店も!
最近は高齢者に優しい病院、薬局なども目につきます。
本町の顔だった元「丸大」、現イトーヨーカドー丸大は健在ですが、人通りが少なくなるにつれ、かつての勢いが弱まっているようです。
本町の名物店、名物おばさんたちが消えていくのは寂しいことです。
それでも、まだ残っていて本町らしさを残している農家直売のお店を目指し、私も週に数日は通っています。がんばれ~!
なんだかんだ言っても新潟島(新潟市中央区の信濃川と関屋分水と海に囲まれた地域を地元民はそう呼びます)の住民にとっては、やはり身近な台所、何でも屋さん的な町、本町。私にとってはいまだに魅力的な町です。
その白山神社側にできたユニークで魅力的な商店街!?人情横丁については、次回お話したいと思います。